昔々第33回
FC会報誌「C.K.Press」(1997年~)でインタビュー掲載したものを、 月に1度連載します。
ドキュメンタリーでお届けしています。
さて度重なるメンバーチェンジ。でもそれは確実にレベルアップにつながったそうです。
一体どういう事なのか聞いてみましょう。
ギターのミッキーに引き続き、ドラマーの交代から思わぬ宝くじを引いたというチャックさん。「いや、これは本当に運があったと思う。どんどん僕の思うビートルズサウンドに近づいて行く実感があったんだ。」でもそれまででもLadyBugは支持されていたから毎日満員のお客さんが来てくれていたのではないですか?「それは単に毎日思いっきり演奏して、汗を飛ばしながら、そしてビートルズにリスペクトを感じる事を忘れずに、そして生演奏と言うのがお客さんからハンデを貰っていたから。」チャックさんはLadyBugが人気があった訳ではないと言います。素晴らしい楽曲を演奏するにあたり、如何にお客さんにビートルズを感じてもらうのが一番大切だったと度々言います。「僕はねビートルズをこよなく愛しているお客さんと共有する。つまり上手く演奏(プロなら当たり前)するなんてぇ事は二の次で、その曲をそつなく演奏したところで真のビートルズ・ファンには通用しないんだよ。ノリと匂いを一緒に感じて楽しんでCAVERN CLUBでの時間を過ごして貰いたかった。」
正直私はビートルズをあまり知らずお店に通ってましたが、他のトリビュートバンドとの違いはよーく分かります。皆さんもそうだと思いますが、チャックさんがパワーのある曲を歌った時には後ずさりしてしまう程の圧迫感がありました。そういう事がノリとか匂いと言うものなんでしょう。「だからね、LadyBugのファンは、たまたまビートルズに一番近い匂いが感じられるバンドで、あえて言えばビートルズファンだと言うだけなのよ。」
バブルの影響はこんなところにも出ていました。何だか不思議な感じのするイベントですね。
もちろんLadyBugのファンだからこそでしょうが、暮れには大きな会社の忘年会に呼ばれたり、マクドナルドの田社長の次男坊がLadyBugのファンと言うこともあり新入社員歓迎パーティーに呼ばれたり大忙しでしたね。「そーなのよ、これらは全て僕に直接オファーが来たものなんだけどね。」何だか浮かない感じですけど何か問題でもあったんですか?「うん、直接オファーで、しかもバンドの休みに充てたイベントにも関わらずKento’sのスタッフが手伝うもなく帯同してくるんだよ。」まぁそれは別に違和感はありませんが。「何のために来るかと言うのが問題で、僕個人のオファーにも拘らずギャラを持って帰っちゃうんですよ。」はぁ?どうしてそういう事になちゃうんですか?「まぁ細かい話になるけど、欣也はKento’sの所属で、そのタレントを使うのだからマージンをと言うんだよね。それで20%を引いてから僕の口座に振り込まれることになっちゃう。」ありゃーそう言うもんなのですかね?「でね、んじゃKento’sから欣也のギャラを?と聞いたらそうだってんで納得はしたけど、後から欣也に聞いたら全く貰ってないと言うんで、僕が欣也に払う事に。ただ働きさせる訳には行かないからね。」それはそうですがチャックさんのギャラが減っちゃう。「何とも因果な関係になっちゃうね。」
そう言えばサブタイトルにある不思議なイベントとは何ですか?「そうそう、このイベントは当時所属していた事務所からのものだったけど、厚木駅前の広場での演奏だったんだよね。別に特別なイベントとは思わなかったけどセッティングとリハが終わってからなかなか始まらず、待機しているとこで色々なインタビューなのか質問されてるうちに、始まってからが凄い。」どんな凄い事があったんですか?「そもそも長い時間のセットで1時間ほどのライブだったんだけれど、しゃべらず1時間のビートルズって長いんだよね。」しゃべらず1時間って何曲位になるんですか?駅前ですよね。お客さんはどの位いたんですか?屋外ですよね。夜ですよね。「そうね、30曲近く演奏したような。お客さんはまばら、もうそろそろ終わりだよなって駅前の時計台を見ると、こっちの時計と裏側の時計の時間が全然違う。どっちが正しいんだ?でももう終わりのはずだと思ってたんだけどね。」え?終わらないんですか?1時間も演奏してたんですよね。くたくたになっちゃってんじゃないですか。なんで終わらないんですか?「舞台の袖から引き延ばしの合図。まぁ少しならしょうがないなと思いながら延長したけどなかなか終わらせてくれないので、どうしてなのか袖に行き聞いたら『市長の挨拶まで演奏して欲しい。市長の到着が遅れてる』んだって。」そんなぁ。どんだけ演奏していると思っているんでしょう。これって完全に別料金パターンですよね。「そうだよね。市長が到着したのは40分遅れ。参ったよ。市長からの労いの言葉も別料金も無かったよなー。」そんなもんですかね。
それはそうと新メンバー2が6か月の準備にも関わらず3か月で辞めてしまった理由は後述談で本人から『とても自分のレベルとかけ離れていて着いていく自信が無かった』んだって。
新メンバー2が3か月で辞めてしまって今後どうなって行くのでしょう?次回もおっ楽しみにー!
左:チャック近藤、右:ミッキー片山さん
